孤高の凡人

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On the Road

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そうだ、福知山市動物園いこう

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写真提供 https://www.facebook.com/kizashi.ikeda

今週のお題「ゴールデンウィーク2016」

光が射した。
スマホに初期搭載されているライト機能であった。
娘の「起きろぉー!」という声が響く。
しかしその声より台所でまな板を叩く音の方がはるかに私にはプレッシャーだった。

今日はジーダブリュー、すなわちゴールデンウィーク。
しかも『なかび』である。
人々は西へ東へ死んだ鯖の目のしながらSNSに投稿する為のネタを探しにレジャーやイベント等に参加する。そしてここにもまた一人、死んだ鯖の目をした男が目を覚ましたのである。
コノワタシダ。
本日は午前11時に出発する予定。
目的地は『福知山市動物園』だ。
私と嫁は昨晩、娘を寝かしつけた後、会議を開いた。サミットを。
第一候補は福井県にある恐竜博物館。
家族サービス業が向いていない私もこの案には若干ハイになった。
恐竜が好きだからだ。
しかしこの案はジーダブリュー、すなわちゴールデンウィークに名神高速道路という魔境に飛び込むという限りなく自殺に近い行為と結論した為、却下となった。
第二候補として私が出した案は『琵琶湖博物館』だった。
過去何度か行ったことがあるのだが、水族館としてはしょぼい、博物館としてもしょぼい、ただただ琵琶湖関連情報のみに特化した場所であり、こんなところにわざわざジーダブリュー、すなわちゴールデンウィークに行こうと思う人間は馬鹿、つまり馬と鹿の区別もつかない人間なので、まあ簡単に言うと空いているだろうと思ったのだ。
しかし、ここに行くためにはレジャー目的で琵琶湖へ向かうDQN勢と同じルートを通る必要がある。混雑は避けられないであろう理由で却下となった。
そもそも私は日曜日や祝日、連休などに外へ出かける事が理解できない。
渋滞する事が簡単に予想できるにも関わらずそこに突撃するなんて、焚き火に突っ込む夏の虫と変わらないじゃないか。私に自殺願望はない、あるのはキャバクラに行きたいという願望だけだ。いや、ない。
琵琶湖の真逆にあり、琵琶湖博物館的なガランとしているであろう場所。そんな場所あるわけ‥‥‥あるわ。
福知山市動物園が。
というわけで、賢い僕たちは安易に、それはもう安易に、琵琶湖の真逆にある『福知山市動物園』をGooglemapのナビに設定したのである。
 
Tシャツで過ごせそうな気温、天気予報通り外は快晴である。
二度寝するにはもってこいの日だ。
しかし私はお父さん、父、ファーザー、パピー、ダディなのだ。
スモールダディなのだ。
中国製のすぐに外れるスマホホルダーにGooglemapを設定したiPhoneをセットしてレリゴー、レリゴー。
唸るエンジン音、坂道も上がれない重ステアリンングの古いハイゼットを西へ走らせた。
途中何度か渋滞に巻き込まれたが、大体予定通りに進んでいる。
我々はトイレ休憩をする為に、サービスエリアへ寄った。

サービスエリアにて

嫁と娘がトイレに行っている間に、私は大好きな甘い物を探した。
そしてチョコバナナクレープの看板を見つけたので、ムーンウォークで擦り寄った。

 まずは私が450円という大金を払い手に入れたチョコバナナクレープを見て欲しい。
f:id:zariganiindustry:20160504193304j:plain少しかじってしまったが、良いでしょう、美味しそうでしょう。なかなかボリュームもあるので‥‥‥‥ッツォオオオおおおおい!!
 
f:id:zariganiindustry:20160504193702j:plainどうやら私はチョコバナナに『虚無感』をトッピングしてしまったようだ。
ほんの5秒前まで、夏休みの小学生のような目をしていた私は、一瞬で死んだ鯖の目に戻った。私は泣きながらハートの紙に虚無感を包んで捨てた。もうこのまま帰りたかったが、嫁と娘に励まされ、ジャガバターを買ってもらい、目的地を目指す覚悟を決めた。

福知山市動物園

f:id:zariganiindustry:20160504200319j:plainそして到着した、福知山市動物園。
その佇まいは、動物園というよりは大型ふれあい牧場。

f:id:zariganiindustry:20160504200641j:plainゴールデンウイークの為に用意されたのだろう出店が2件並んでいた。
写真中央、ベビーカステラのお店の横に注目していただきたいが、ベビーがいる。
まさかこの子が原材料というブラックジョークではあるまい。

f:id:zariganiindustry:20160504201312j:plain動物園だというのに、客が餌を与える事ができるようだ。
日によって客の数が違うというのに、どのように体調管理されているのか不思議でならない。

f:id:zariganiindustry:20160504201602j:plainもちろん購入しました。一袋50円。内容はパン、菜っ葉、粒餌少々。

以下、筆者独断での福知山市動物園の紹介を勝手に始めます。

動物たちの紹介 

f:id:zariganiindustry:20160504201752j:plainまずはじめに私達を出迎えてくれるのは、カメさんである。
ご覧の通りパン、菜っ葉が投げ込まれ、すでにカオスと化している。
当然腹は一杯のようで、口元に餌を持って行っても食べてはくれない。 

f:id:zariganiindustry:20160504202120j:plain少し進むと、チャボ。RCサクセションのギタリストではない方の。
この時点でわずかな不安が私を包みだす。

f:id:zariganiindustry:20160504202716j:plain続いて山羊さん。
看板には『餌の紙袋を与えないでください』
やっぱり紙は食べないのか。菜っ葉を与えた。 

f:id:zariganiindustry:20160504202953j:plainその隣で私を見つめる羊さん。菜っ葉を与えようとしたが、イヤンってされた。やはり腹は減っていないようだ。 

f:id:zariganiindustry:20160504203342j:plainその横の檻にいた彼の状況が全く把握できないが、社会人歴10年の私はあまり深入りしてはいけない大人の事情を感じたので、すぐにこの場所をあとにした。
 f:id:zariganiindustry:20160504203709j:plain福知山市動物園には野生の鳩も生息しており、動物たちが餌を全然食べてくれないので、私はこの鳩に持っている餌のほとんどを投資した。
 f:id:zariganiindustry:20160504203909j:plain少し歩くと、鹿さん。
自身の将来について絶望しているのか、こちらを全く向いてくれない。しかし動物園というよりは、ほぼ家畜園である。しかし『ふれあい』をテーマにしているならば、日本人の生活に近い彼らが抜擢されるのも頷ける。 

f:id:zariganiindustry:20160504204516j:plainげんこつ山のたぬきさん。
おっぱいならまだしも好きでもない菜っ葉を大量に摂取させられ、ねんねもできない。

f:id:zariganiindustry:20160504220257j:plain自ら穴を掘って即身仏と化した豚野郎。
噛みますという看板が掲げてある、『ふれあいコーナー』にいる。

f:id:zariganiindustry:20160504220500j:plain最大積載重量を記載されたリクガメさん。
彼もまた噛みますの表示があるにも関わらず、子供達は上に乗って遊ぶ。
雑に貼られたテープがチャームポイント。

f:id:zariganiindustry:20160504211648j:plainパンと寄り添うように死ぬ金魚。
来世では見事人間に生まれ変わり、思う存分ベーカリーを堪能してほしい。合掌。

矢継ぎ早に私の目に止まった動物たちをご紹介させていただいたが、最後にこの動物園を象徴するかのような壁画が現れるので、ご覧頂きたい。

壁画

f:id:zariganiindustry:20160504211911j:plainパブロ・ピカソの『ゲルニカ』の横に置いても見劣りしないであろうその圧倒的な画力で書かれた鳥のようなもの、私はこの鳥を見て、幸せの青い鳥は本当にいるのだと思って幸せな気持ちに包まれ、残りの餌を自分で食べた。

最後に

まずお伝えしなくてはならないのが、上記の愛おしき家畜たち以外にも、動物園らしい動物はたくさんいます。ライオンいないけど、キリンいないけど、ゾウいないけど、たくさんいます。
そして当ブログは、決して福知山市動物園をディスっているわけではなく、むしろリスペクト、そのブレない地域密着型の経営方針にとても心を打たれております。(クレープはディスっています。)
現に私の娘は、今までに行った、どの動物園、どの水族館よりも楽しかったと言っており、私がどのような部分がよかったのか聞くと、モルモットが可愛かったと答えるので、将来は医療の研究室などで働く事を推薦しておきました。
ゴールデンウィークにも関わらず、動物を堪能できる程度の混み具合で、こんな良いスポットを本当は誰にも教えたくなかったのですが、青い鳥を見たばかりの私は幸せになっているので、少しでもこのフィーリングをお裾分けできればと思い、記事にしました。我々家族は今後毎年ゴールデンウィークになれば、この福知山市動物園に足を運ぶ事を固く決意したので、どうかこの記事が拡散されて、福知山市動物園が賑わない事を願うばかりです。
どうかこの記事が拡散、またはブックマークされて、福知山市動物園が賑わない事を切に願っております。

※この記事は余った粒餌を食べながら40分で書かれた。

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