孤高の凡人

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孤高の凡人

On the Road

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【鼻毛脱毛】地獄のチュッパチャップス

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私は建設業で働いている。

建設業といえば世間で3Kと呼ばれる職業であり、その3Kとは、高身長、高学歴、高収入のように賞味期限の切れた女性が求める結婚したい男性の条件とは違い、真逆の3K。

危険、汚い、キモいなのである。

我々は、高いところで死と隣合わせのような作業をすることもあるし、狭いところで這いずり回って、でらでらになる事もある。

挙句の果てにはキモいと言われ、その3Kは我々男性陣の唯一の共通する部分である『モテたい』という夢から最も遠い場所なのだ。

しかし同じような肉体労働である消防士や海難レキューの人は、写真集になったり、映画化されたりと、モテまくっておられる。

建物を建てたり、修繕する事に命を懸けて、地震や災害から人命をお守りするという点では、建設業の我々と彼らの違いはないはずである。

にもかかわらず建設業の人々は、世間から罵られ、迫害され、酷い仕打ちを受けている。

なぜこのような格差が生まれるのか。

 

その理由はひとつである。

それは我々の鼻毛がもっさもさであるからだ。

 

様々な業種が入り乱れる現場では、常に埃や塵が舞っている。その埃や塵が呼吸器系をあかんくしてしまわないように、我々人間の体はむちゃくちゃ高性能に作られていて、我々の体をウイルスから守ってくれている。

しかし、この高性能こそが今回の議題であるモテない原因であり、埃や塵から我々の体を守ろうと鼻、その奥でフィルター機能を担う鼻毛がもっさもさになっており、フランクザッパか、フレディマーキュリーのような顔になっているから我々はキモいと言われるのである。

これでは我々はいつまでたってもモテない。

我々がもっと爽やかに、小池徹平氏や、向井理氏のような爽やかイケメンとなりて、女性をちょろまかす為には、まずこの鼻毛をなんとかせねばならない。

私は過去、ハサミ、電動鼻毛カッターを使用したことがある。

しかしハサミ、電動鼻毛カッターはオススメしない。

まず、ハサミであるが、伸びてきた先端を少し切ったところで、次から次へと雨後の筍のようにニョキる鼻毛の成長速度にはとても敵わない。間に合わないのだ。

次に電動鼻毛カッターであるが、あなた方が想像しているよりも人間の鼻毛は太い。少しでも角度を誤ると電動鼻毛カッターのカッターの部分に鼻毛が噛み込み、グワングワンと電動コケシのように回転、血が飛び散り、鼻毛どころか鼻ごともげてしまい、家庭や職場などで生涯『鼻もげら』と呼ばれる事を余儀なくされるからだ。

私は鼻もげらと罵られ、迫害されながらも、モテない建設業のメンズ、鼻毛もさお達を救済しようと、痛みを伴わずかつ効率的に鼻毛を処理する方法を探してきた。

ある時はアメリカへ渡り、ネイティヴアメリカンの酋長にその答えを求め、またある時はインドへ渡りシヴァ神の教えから答えを導こうとした。

しかし、灯台下暗しとはまさにこのことで、その答えは我々のすぐ近くに存在したのだ。

インターネットに。

Amazonに。

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これは痛みを最小限に、尚且つ一瞬で処理してくれる夢のようなキット。

そう、ブラジリアンワックスである。

ブラジリアンワックスとは、例えばすね毛の上に塗布することで、毛穴をええ感じにしながら固まる。それをガムテープのように勢いよく剥がす。しかし、どういうわけか痛くない。いや、正確には痛いのだが、罰ゲーム未満の痛みであり、これが女性を始め、アンニュイな男性に支持され、新たなセルフ脱毛の手法として注目を集めているのだ。

私が購入したのは、その鼻毛バージョンである。

上記のお弁当のおかず入れのような形状のシリコン製の容器に、粒状のブラジリアンワックスを大体20粒程度入れ、これを電子のレンジで5分程チンする。

すると

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このように、グリース状になるのだ。

そして素早く、専用の棒にからめとる。

大きさはチョコレートのアポロぐらいがベストである。

これを鼻の穴に、突っ込んで周囲に塗りつけるのである。

 

待つこと1分。

どのような感じか自画像で表現したのでご覧ください。

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このような顔面で、1分という時間を過ごしてほしい。

そして1分後、両手でこの棒を持ち、「お母さあぁぁぁぁんっ!」という掛け声とともに一気に引き抜く。

筆者の場合はお母さんであったが、もし『お母さん』に抵抗がある場合は、愛する嫁の名前、あるいは片思いの女の子の名前でも良い。

手で引き抜くこと自体が怖い方は、玩具屋でミニ四駆などを購入して、タコ糸で縛り、走らせてみても良い。

 

引き抜いたスティック、その先に絡みついた我が鼻毛たち。

先人たちはこれを『はなげ虫』と呼ぶらしく、私はそれを写真に収めたが、その禍々しい姿はとても読者さまにお見せできるような代物ではなかったので、私の描いたイメージ図を参考にして頂きたい。

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その姿はまるで冥界から遣わされたケツァコアトル。

地獄のチュッパチャップスである。

サルバドール・ダリもこれは表現できないだろう。

 

以上が、私の鼻毛脱毛の結果である。

これで我々のような建設業、下の下、最底辺の人間も爽やかなイケメーンへと変貌し、是非、つっるつるになった鼻の穴を見せて欲しいと、女子大生がゼロ距離まで顔を近づけてくることが約束される。

 

エニウェイ、この地獄のチュッパチャップスを一度でいいから体験してみて欲しい。

私はそう切に、切に願っている。

 

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