孤高の凡人

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孤高の凡人

On the Road

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賀正リビングデッド【閲覧注意】

心頭滅却すれば火もまた涼し、昔の人がそんな事を言っていた事を思い出したので、心頭滅却してみたが、一向に痒みが治る気配はなく、お尻や太腿のあたりをウィルコジョンソンばりに掻きむしっている。

正月早々、おせち料理なんか食べたくないとトイザらスで暴れる餓鬼のようなスタイルを実家のリビングでキメた私に親族が呆れ顔で用意してくれたものが『蟹鍋』であった。

おいちぃ、蟹鍋おいちぃわ。一心不乱に蟹スプーンで身をほじくり出し、むっしゃむっしゃと蟹鍋を食した私を襲ったものは、全身の痒み&ぶつぶつ。

31歳にして初めて気付いた蟹アレルギー。人生が音を立てて砕けた。蟹の食えない人生なんて、フレンチクルーラーのないミスドと同じじゃないか。

それが元旦の話で、昨日今日とずっと布団の中で過ごしている。布団の中で寝転んでいると比較的痒みがマシだから、そうしている。しかし、寝転んでいるだけでも腹は減るので、ご飯を食べに起き上がるのだが、その度にぷつぷつと皮膚の薄い部分が膨れてきて、15分もすれば見るも無残な姿になるのである。

許せない。せっかく人が正月休みという有り余る時間を有意義に利用しようとアレコレ考えていたにも関わらず、このぷつぷつ共が全てのやる気を削ぎ落としてくる。許せない、許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない。

 

後悔させてやる。

 

次から出てくるぷつぷつは、私の体に出てきた事を深く後悔させてやる。そう心に決めた私が、お昼寝をしたのが5時間ほど前で、皆さんおはようございます。

夕食を食べて体温が上昇するのと同時にほら、おいでなすった、ぷつぷつ。阿保めが、何も知らずにぬめぬめと現れおったわ、私がご飯を食べている『フリ』をしているのも知らずに。右手にお箸の代わりに極細のマッキーを持っている事も知らずに。

 

 

 

滋賀県にしてやる。

 

 

 

 

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私は一心不乱に筆を走らせ、体中に出現する全てのぷつぷつを滋賀県にした。ぷつぷつサイドもまさか自分が滋賀県にされるとは夢にも思っていなかっただろう。まさか隣のぷつぷつとの間の少し窪んだところを琵琶湖にされるとは想像もしていなかったであろう。

 

三が日最終日の晩、体中に滋賀県が描かれた一人の男がお尻や太腿を掻きむしる様は、踊っているようにも、溺れているようにも見えたらしい。

 

リビングで。

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