最近wordpressやlivedoorへお引越しされる方が大変多く、諸行無常を感じております。 京都ではらしからぬ雪が積もり、効かないスタッドレスタイヤでアクセルを踏み込みスタック、浅田真央並みのトリプルアクセルを決めつつ、年度末にかけて漆黒と化す建設業…
あのさ、帰ってきても一言も喋らんと、毎日毎日パソコンで一体何をやっとんねん。娘の音読もろくに聞かんとやかましい暗い音楽ばっかり聴きやがって、こっちまで暗なるわ。叩き壊すぞそのスピーカー。パンク?ロック?いつまで言うてんねん、そんなもんモラ…
高所作業車を目一杯まで伸ばす。かつて田圃が広がっていた景色は一変していて、ミニチュアモードで撮影したプラモデルのような建売住宅が窮屈そうに並んでいる。 ここは19歳の私がいた街。 その街に今日、仕事でやって来た31歳の私の目に飛び込んできた風景…
連日続く猛暑、蝉の鳴き声に重なるように別の蝉が鳴き、それが湿度と合わさってポリリズム。私は屋上の折半屋根上で、高反射、高遮熱の塗料による照り返しを浴び続け、ヘモグロビンが沸騰して頭が割れた。 蝉のセッションに社用車のアイドリングで参加し、ク…
ここのところ本来ならば隔週休みである筈の『土曜日』を奪われ、日曜日しか休みがない状態が続いている。日曜日が休みなだけマシじゃないかと、ブラックにお勤めの人々から石や生卵、火炎瓶が飛んできそうであるが、育メンの私に日曜日はない。夏休みに突入…
私は過去、ここに来た事があった。 その時の様子は、閑散を絵に描いて額に入れリビングに飾るといったような有り様で、『酷い』を超越しており、それは私に美術館にいるような『清々しさ』を与えるには十分な『貸し切り状態』であった。 美術館の中で見る、…
セミが鳴き止んだ空に、淡い月が浮かんでいる。 疲れた顔をしたサラリーマンが優先座席という揺籠に揺られ、眠っている。 夜の繁華街はたくさんの人々で賑わっているにも関わらず、どこか物寂しい表情を浮かべ、夜の黒へ溶けていく。 寂しいのだ、みんな。
鳥害というものがある。 都市化や環境の変化により、本来自然にいるはずのカラスなどが、我々の住む街へやってきて、ゴミを漁り、糞を撒き散らして、とても汚い感じにし、ただでさえ会社などで消耗しているというのに、この目に飛び込んでくる景色はもはや世…
会社や学校、その他様々な場所で理不尽な仕打ちを受け、腹わたが圧縮鍋で調理したボルシチのようにグツグツと煮えくり返り、むかつく。 今すぐあいつを金属的なもので殴りたい。と思いながらもグッと堪え、悶々とした気持ちで日々を過ごしている。 そんな人…
車を運転している際に電話をして、元々なかった注意力が更に散漫し、他の人が運転する車に突っ込む、他の人そのものに突っ込む、電柱に突っ込む、中央分離帯に突っ込む、ファミマに突っ込む、などあらゆる場所に突っ込んで、ごめんなさいな人がいる。
私は建設業で働いている。 建設業といえば世間で3Kと呼ばれる職業であり、その3Kとは、高身長、高学歴、高収入のように賞味期限の切れた女性が求める結婚したい男性の条件とは違い、真逆の3K。 危険、汚い、キモいなのである。
浮気をしてはいけません。 両親からそのような事を教わった覚えはないし、かといって義務教育の9年間で教師から教わったという覚えもない。 おそらく皆様もそうだろう。
ヘイヨーオ、ガッタガッタ このように日々撒き散らす俺の駄文 散文的な短文でシェアしてもらおうなんてマジどの身分 しかし聞いて欲しいのは俺の言い分 読んで欲しいのはこの本文 このままいくと長文になるぜ多分 なにぶん読書なんてしない自分 しかし伝えた…
私は今、某材料メーカーの総会に出席し、ひょっとこのような顔面のオッサンのつまらない話を聞いている。 窓の外は雨、私はその雨を見ながら自身から発せられたシトラスの香りをスンと嗅いだ。
午前4時、うなされながら私は目覚めた。 白米で構成されたボディの新婦が、頭が玉葱の子供達にその手を引かれ、ヴァージンロードを歩いてくる。 黒人の神父の前でふごふごと鼻息荒く待つ、新郎は頭が牛でミノタウルスのような姿をしている。 白米の新婦とミ…
子供と遊ぶ時は、子供の目線になって遊ばないといけない。 世の中のほとんどの父親はこれが出来ていない。 だから駄目なのである。
今日は土曜日。 世間のお父様方はお休みなのだろうか、公園で子供と遊ぶ姿を見ると、つくづく格差社会を痛感してしまう。 でも私は大丈夫、前職場では日曜日も当たり前のように出勤していたので、土曜日が仕事だろうが痛くも痒くもないのだ。
人はいつ、大人になるのだろうか。 一般的には『成人』つまり、20歳になると煙草を吸ったり、お酒を飲んでもオッケーだぜ。と許可されるが、毎年1月にテレビジョンから放映される成人式の様子を見ている限り、彼ら彼女らが『大人』であるとはとても思えない。
『におい』というものは不思議なものである。 我々人間は様々な『におい』を意識、無意識に関わらず、放っている。
「片岡の杏仁豆腐ください」 私たちは小籠包、餃子、焼売、炒飯などを一頻り食べ終え、デザートを注文することにした。お品書きをじろろと見て、これにしよう!と呟きたる母はスタッフを呼びつけ、これを注文した。
写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyosh むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山に自分の長所を探しに、おばあさんは川に洗濯に行きました。
写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyoshi 私は18歳で一人暮らしを始め、五回引っ越しを経験した。 今から思えばよくそんな所に住んでいたなと思うのだが、実家暮らしが最強とかほざきたる若者に「一人暮らしも面白いかもな」と少しでも参考にし…
私は嗜む程度に音楽をやっている。 やっていると言ってもバンドを組んで、うぉおとロックンロールをやっているわけではなく、部屋の隅っこでひっそりとポロンポロンと弾いてみたり、山の方へ出掛けて、川に足を浸しながら、タラタラタラタラと弾いてみたりす…
写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyoshi 幼き頃、転んで膝を強打して泣いていたら、「いたいのいたいのとんでいけっ!」とおかあさんが呪文を唱えてくれた。 直後、痛みがじわっと引いていき、涙が止まり、なんてことだ、これが魔法、これこそ…
私は驚愕している。同時に感動している。一人でスタンディングオベーションしている。本日もまた着地点を見失った言葉たちがなんとか無事収まるべきところへ収まるようにMacBook Airの前で膝をついてお祈りしていた。お祈りの間、ぷわん、ぷわんとiPhoneが鳴…
写真提供 孤高の凡人 午前5時、私はあるダムの湖上にいた。昨日執筆した記事に対して、『お姉さん』からの返事が皆無であった為、私はもう駄目やんと思って、『にゃあ』と猫語でこのインターネット上に遺書を残した。誰にも理解出来ぬだらう。しかし初めか…
写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyoshi アレや、お前、知っとるか。 昔な、アレや、金太郎っちゅうアレがおったんや。アレや、こいつがやたら力持ちでな、生まれてすぐにな、あの、アレや、石臼。石臼をな引きずるぐらいのアレやったらしいわ。
写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyoshi ちょっと奥さん、聞いてぇーな! むかーしな、ちょっとどこか忘れたけどな、おじいちゃんとおばあちゃんがいてたらしいわぁ。ほんでな、おじいちゃんがなちょっとどこか忘れたけど、芝刈りに行かはって…
写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyoshi なんかね、めっちゃ昔らしいんすけど、やさしいじいさんとね、イラつくばあさんがいたらしんすよ。ある日そのじいさんがね、森行ったらしいんすよ、森。ヤバないっすか、森っすよ。俺一人で行けへんっす…
感動した記事を勝手にトリビュートします。今回の記事はこちら。 coden.hatenablog.com tribute to こでん氏 写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyoshi 「大陽、今頃服脱がせてんのかなぁ」 木田 風介は、そう呟きながら目の前のカフェラテを冷ま…